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小説・小林多喜二「蟹工船」と現代の若者

日本民主主義文学会鳥取支部の支部ニュース「漣」?さざなみーNO.126(08・4・15)が発行された・今号には、詩一篇、エッセー3篇が載っている。田治米芳郎(たじめ よしろう)さんのエッセイー2008年の「蟹工船」?「蟹工船」エッセーコンテスト入賞作品集を読んではーは、力作だ。
小説「蟹工船」はプロレタリア作家小林多喜二が80年前に発表した作品で、「おい、地獄さ行ぐんで!」ではじまり、「この一篇は『植民地に於ける資本主義侵入史の』の一頁である」で終わっている。
小説を読んで(漫画本でもいいと言うのがユニーク)の感想文コンテスト。コンテストには25歳以下とネットカフェ部門に120点の作品が寄せられ33篇が入選作に選ばれて、作品集が出版されている。
田治米さんは、最初作品集を積極的に読もうとしたわけではなさそうだ。本のページをパラパラとめくっいた田治米さんに20歳の男性の感想文が強いインパクトを与えた。冒頭の行に「現代だ」これだけしか書かれていなかった。田治米さんは思わず最終行に目をやると「もう一度言う。蟹工船を読め。それは現代だ」と。作品の内容は、「蟹工船」現代の虐使や過酷な労働は、労働者をおどす道具がピストルや鉄棒が現代は金や法律やマスメディア変わったが労働そのものは、「蟹工船」の時代と何も変わっていないとして現代をするどく告発している。
田治米さんは、他の入賞作品を丁寧に読みすすめる。そして、私は新しい多喜二文学の担い手たちに感謝したい。多喜二の文学が「何時の時代にも通用する強い影響力と希望を与える」ものということを改めて教えてくれた。それは多喜二がせいぎの視点で時代を先取りし、その時代の読者に彼の生きている社会を考えさせるからだ。コンテスト作品集が生き生きとソレを実証している。と結んでいる。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたいエッセーだ。
この他の小原芳樹さんのエッセー「殺人犯と12歳の作家と14歳のエッセイストに「連帯」を想うーも面白い。
「漣」の読んでみたい人は、送付先と希望部数を0857(26)4176(小橋)にFAXすればいい。
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