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創作 帰りたい? 砂田あゆみ

 話す中で下根はクラスの何人かの様子を聞かせてくれた。大学を出て一流企業のコンピューター会社に就職し、クラスの中で出世頭のように言われていた者がノイローゼになり会社を退職したこと、失業している者がいることなど、何かと苦労している者が多いという。
「なー。こんなご時世だからこそみんなで集まって、高校時代に返って元気を出さなきゃ。加賀田、是非出席してくれよ」
下根は同窓会の開催日時、場所などを知らせると電話を切った。
「同窓会か」
 幹夫は高校時代に戻ってみんなと話してみたい、クラスの仲間の顔を見てみたい気持ちも強くあった。同時に三十の歳を越しても家族も持たず、当てのない派遣社員の仕事をしている自分を知られることにも躊躇があった。往復の交通費もかかる。親のところにも帰っていない。
携帯電話の時計は、午後七時を過ぎていた。
電話にしろ、人とこんなに話し合ったのは久方ぶりだった。
 ここに来てからしばらくの間は、T市に来るまで付き合っていた彼女と三日おきぐらいに携帯電話かメールのやり取りをしていた。しかし、三ヶ月位経った頃から彼女からはメールの返事もなく、携帯電話にも出なくなった。最近、携帯電話の番号そのものが変えられてしまった。
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