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創作 帰りたい ? 砂田あゆみ

 地元に残っている下根は、いつの時も世話役をしてくれていた。幹夫の父は転勤族で、両親は三、四年単位で転勤している。幹夫もこの間転職を重ねていた。同窓会の案内を郵送したら「転居先不明」で返送されていたのだ。
 「加賀田、いま、働いていると所はどこだ」
 母親は、幹夫が働いている場所までは知らせなかったようだ。
 「ここか。流れ流れてT市まで来てしまったよ」
 幹夫は、派遣社員として働いていることは黙っていた。
 「T市か。場所はよくわからんが、東京からだとどのくらいの時間だ」
 「飛行機だと一時間ばかし、電車だと新幹線を使って、速くて六時間はかかるかな」
 「へー、結構遠いところだな。大変だろうが何とか都合をつけて出席してくれよ」
 「何人ぐらい出席するの」
 「この歳になるとみんな仕事や家庭にことが大変らしくてね。半分も参加してくれれば御の字かな」
 「そうか。ところで、君の所景気いいのか」
 下根は高校を卒業すると、電気部品をつくる家業を継いでいた。
 
「景気がいいわけないよ。親会社からは単価の切り下げばかり言ってくし。従業員のボーナスも払えるかどうか。毎日金策に走りまわっているよ」
 そうした中でも、クラス会の世話役をしている。相変わらず真面目な下根の性格は変わっていなかった。(つづく)

写真幹夫の住むマンションは山を切り開き宅地造成されたところに立てられていた。いわゆるワンルームマンション。通路沿いに玄関がずらりと並んでいる。DSCN1207_convert_20080722233031.jpg
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